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「行列のできる法律相談所」 弁護士の法律相談?紳助のトークショー?
「行列のできる法律相談所」は弁護士が4人、レギュラー出演しているが、彼らの判断が一致することはほとんどない。同じ課題に対しても「これは離婚できます」「離婚はできません」などと正反対の判断が下されることが珍しくなく、たとえ結論が一致していたとしても、根拠が全く違うことも多い。 これまでの法律バラエティ番組は、一人の弁護士が断定的に判断を示すというスタイルのものばかりで、「法律は明確な結論を出すものである」などという法律の実態とはかけ離れたイメージを視聴者に与えてしまいがちであるという問題があった(現実では裁判で毎度争われ、控訴審で判決がひっくり返ったりするように、法律の解釈や適用次第で大きく差異が出ることは全く珍しくない) 「行列のできる法律相談所」 弁護士の法律相談?紳助のトークショー? それらに対し、「行列のできる法律相談所」は、複数の弁護士がそれぞれの見地と解釈から判断を示し、その判断がしばしば食い違うところを見せるという構成で、法律の限界やむずかしさを提示する新しいスタイルであるといえよう。 「行列のできる法律相談所」は、バラエティ番組ということからも、法律解釈についてあまり突っ込んだ議論がなされるわけではない。個々の弁護士の「こうあるべき」という意見的解釈と、判例等に基づく法曹界の一般的解釈が、区別されずにトークされることも多い。 「行列のできる法律相談所」 弁護士の法律相談?紳助のトークショー? また、バラエティ番組の性格上、個々の弁護士が次第にウケ狙いに走る傾向を見せていることなどから、法律解釈のバリエーションや法律論争の真髄からは離れ、当初鮮やかであったこの特異性は薄れつつあり、徐々に普通のトーク番組に移行して行っている、という指摘も少なくない。特に、これらの傾向は橋下徹、丸山和也のタレント化によるものが大きい。 番組の性格の変化などから、教養番組として見ようとするには難しいといえる。番組に「法律」という名前がついているが、実際には島田紳助とゲストのトークにほとんどの時間が割かれている。ただ、バラエティとしての評価は高く、「法律をネタにしたトーク番組」と解釈するのが妥当で、法律番組及び教養番組としての範疇には該当しないかもしれない。紳助自身も番組のトークの中で「これは法律番組ではありません」と発言し、法律番組である事を否定している。 |
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